Clairvu™
IP
動画でもデジタル一眼クラスの画像品位を実現する、フルHD、4K 240p (8K 60p) に対応した、当社オリジナルのカメラ信号処理アルゴリズム/エンジンです。 更に、HDR、3DNR、Dehaze、DRE IP等、画像をクリアにし、視認性を高める各種IPも多数開発しており、オプションにてライセンス提供いたします。 様々な組み合わせが可能でございますので、詳細については、直接お問合せ下さい。
Clairvu™ 基本パッケージ
製品の特徴
RAW現像ソフト並の高画質
高解像度・低偽色・低ノイズな色補間(CI)処理により、RAWデータをPCで現像した場合に匹敵する高品位な画像を生成します。
高精度な色補正
色空間上の領域に応じて最適な色補正マトリクスを適用することにより、高い色再現性を実現します。
高速・低コスト
最大8Kまでの任意の画像サイズに対応する、画像処理エンジンを中規模程度のFPGAに実装することが可能です。4K 240fps、8K 60fpsに対応します。
基本モジュール
ノイズリダクション (2DNR)
空間フィルタによるNR機能です。
色補間 (CI)
ベイヤー配列のカラーセンサ出力から、補間処理によりカラー画像を生成します。カメラの画質に大きな影響を与える重要な機能です。Clairvu™では高解像度と低偽色・低ノイズを両立しています。
色補正 (CC)
色の領域ごとに異なった補正係数を適用するため、きめ細かな色調整が可能です。
処理前
処理後
輪郭強調 (YEE)
カメラの出力画像は高い周波数領域で出力が低下します。輪郭強調機能は低下した高域を信号処理で補い、画像のエッジをシャープにします。
オプションモジュール
ノイズリダクション (3DNR)
空間フィルタによるNRに加えて、フレーム間で演算を行う3DNRを開発しました。画像の尖鋭度を損なわずにTemporalノイズを抑制することができます。動きのある領域では残像が発生しやすいため、適宜、抑制量を制御します。
処理前
処理後
ワイドダイナミックレンジ (WDR)
露出の異なる2枚の画像を合成してダイナミックレンジの広い画像を生成します。合成後も適切なコントラストと色調を維持します。
Dehaze
局所的にコントラスト強調を行い、かすみを除去する機能です。
処理前
処理後
処理前
処理後
ダイナミックレンジエンハンサー (DRE)
画像の暗い領域だけを明るく補正し、視認性を向上させる機能です。
処理前
処理後
その他
シェーディングや歪曲収差といったレンズの光学特性を補正する機能、フリッカ抑制なども実装可能です。